抗菌・抗ウイルスイオンコーティング「G-シールド」とは?
「G-シールド」とは?
「G-シールド」とは日本初となる新型コロナウイルスへの不活化が確認されたイオンコーティング溶剤のこと。
銀イオンなどの金属イオンを主成分とした溶剤を建物の壁やドア、またデスクやキャビネットなどの備品に対して噴霧することで、長期にわたって抗菌作用を及ぼすことができます。
新型コロナウイルスへの効果はある?
「G-シールド」は2020年10月28日、提携機関と連携した産学連携受託研究において、帝京大学 医療技術学部 臨床検査学科 松村充准教授により検証が行われました。
その結果「G-シールド」を使用した試験片による、新型コロナウイルス(COVID-19)の不活性化が日本で初めて確認されました。
新型コロナウイルスの「接触感染」を防ぐ
現状新型コロナウイルスの感染経路として可能性があるとされているのが「接触感染」「飛沫感染」「空気感染」の3種類。
そのうちインフルエンザをはじめてしたウイルスの感染経路で1番多いのが接触感染でしょう。
マスク着用・手洗い・うがいを徹底していても、自宅のドアノブやエスカレーターの手すり、スイッチ等にウイルスが付着しており、そのような場所を触った手で口や鼻、目などに触れてそこから感染する、というのが接触感染です。
「Gーシールド」はそういった「接触感染」を防ぐ役割があります。
イオンコーティング噴霧の特長とは?
金属(銀)イオンの抗菌性能
金属イオンとは?
「Gーシールド」の主成分である銀やチタン、プラチナイオンなどは金属イオンと呼ばれます。
金属イオンは、物質の最小単位である原子と同じ非常に小さいサイズ(約100~300ピコメートル)であり、その小ささから菌に容易に取り込まれやすい性質があります。
※pm(ピコメートル)=nm(ナノメートル)の1,000分の1
また、ナノ粒子(数ナノメートル~数百メートル)よりも小さく、表面積が大きくなるため、より効率的に抗菌作用を及ぼすことが可能となります。
さらにイオンは粒子が小さいため重さも軽く、より小さな力で遠くに飛ばすことが可能になり加湿器等での噴霧も可能となります。
※加湿器用の溶液は別途調整が必要
ただし、金属はイオン化が難しいものも存在し、環境に負荷をかけずに安定してイオン化する手法が課題でした。
銀イオンの抗菌性能
そんな金属イオンである銀イオンはすでにいろんな場面でその効果が実証されています。
人や動物、環境にやさしい
従来は強酸による溶解、電気分解などといった方法でイオン化されていたため、安全性や環境負荷などの点でデメリットがありました。
しかし「G-シールド」に用いられている金属イオンは、麹、酵母、乳酸菌など微生物の力による「発酵」という手法を用いて作られています。
そのため、人体や動物はもちろん、植物などに対しても安全性が高く、イオン化・低分子化した状態が極めて安定的で環境負荷も低い技術です。
※製法特許取得済み
最後にほかの抗菌素材と銀イオンとの比較。
一般的なアルコールや次亜塩素酸水などは、部屋の入退室時の手指の消毒や噴き上げ消毒などの場面で有効です。
しかし、上述の通り噴霧時のみの効果に限られ、頻繁に消毒を行うことによる肌荒れや独特の臭気があるというデメリットもあります。
これらの素材に対し、銀イオンは長期間の効果が期待できるというのが大きな特徴。
また、無臭であることや人体への影響もないという特徴も合わせて、オフィスや病院などでの実績につながっているといえるでしょう。
「G-シールド」施工サービスはじめました
以上のように病院や介護施設、こども園やオフィスなどへの施工に強みをもつ「G-シールド」を弊社にて取扱をはじめました。
コーティング溶剤と施工費用も含めた金額の目安は床面積に対し1,500円(税別)/㎡となっておりますが、現地調査やお見積りも無料にて承っております。
その他ご不明な点などがございましたら、弊社担当営業スタッフや下記窓口よりお問い合わせください。