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ふらっとKOKUFU様 納入事例

社会福祉法人徳島県社会福祉事業団様が運営する新たな施設「ふらっとKOKUFU」。
令和3年9月に事業を開始し、就労移行,就労継続支援B型及び生活介護を担う「ラクリエ」、地域共生棟「ふらっとCafé」、児童発達支援,放課後等デイサービスを行う「フラット未来」、「相談支援事業所きぼう」そしてグループホーム棟「ふらっとホーム」など多機能な施設を有する。
さらに地域防災のための福祉避難所や、県版ユニバーサルカフェの認定を目指した事業に取り組むなど、総合的な地域の生活支援の拠点として、子どもから大人まで切れ目のない支援を目指している。

今回、新築に伴い弊社では一部備品を納入させて頂きましたので、「ふらっとKOKUFU」で働く桒名さん、荒井さん、山本さんに施設や備品、お仕事についてお話を伺ってみました。
お話を伺った(左から)桒名さん、荒井さん、山本さん

「相談支援事業所きぼう」桒名さん

ー桒名さんのお仕事内容について教えてください。

障害のある方やお子様の発達で悩まれている保護者からの相談に応じたり、福祉サービスの利用を希望される方のサービス等利用計画の作成を行う相談支援専門員として働いています。
例えば、児童の発達支援のために保護者の方と相談、ニーズに合わせて様々な情報ツールを活用しアセスメントを行い、サービス利用等にむすびつけます。
その他、要望に応じて病院に付き添ったり、また家を探しているという方と一緒に不動産屋さんで賃貸物件を探したり、また学校や医療機関のケースカンファレンスに参加したり…
赤ちゃんから高齢の方まで、幅広くサポートをさせて頂いております。

気軽に置けるデザインスツール「ライブス プーフ」(オカムラ製)
ー新しい施設「ふらっとKOKUFU」でのお仕事はいかがですか?

私が働いている事務室は、発達支援棟やふらっとCaféから見える位置にあります。
お子さんが見てもかわいいと思ってもらえるような雰囲気の事務室にしたいと思っていたため、カラフルな事務デスクやチェア、またカーペットも徳島らしい藍色と黄色などの組み合わせが気に入っています。
カラフルで可愛らしい色合いと、薄い天板と細い脚のシンプルなデザインなデスク「ソリスト」(オカムラ製)。
また、事務室ではフリーアドレス制のデスクシステムになっています。
私たち相談支援専門員は、困難な事例に向き合うと夜も眠れないほど思い悩むようなことがありますが、フリーアドレス制によって、対面するメンバーが変わることでいろんな相談をしあえたり、情報を交換したりすることで良い気分転換になっています。

また、チェアも背と肘が一体でソファ型になっており「いかにも事務椅子!」っぽくない新しいデザイン。
ピンク色で可愛らしく、長時間座っていても疲れにくく、職員みんな気に入って使用しております。

こんな感じで事務室全体がカラフルで、外出先から帰ってきたら癒されるし楽しく仕事ができています。
ーテラス席も気持ちよさそうですね。

最近はモバイルパソコンを使用することも多く、働く場を選ばず仕事ができます。
真夏はさすがに暑いし虫がいるので避けていましたが(笑)これから秋になり涼しくなればテラスでも仕事をしようかなと思っています。
その日の気分で、いろんな場所で仕事できるというのは、すごくいいですね。
ーすごく働きやすそうな職場という雰囲気がしますね。

そうですね。新しい施設であるから、ということだけでなく、徳島県社会福祉事業団という法人として働きやすい環境作りを目指していることも大きいです。

職員のお子さんが急病時には看護休暇がありますし、またコロナワクチン接種のための感染予防休暇などもあります。
当事業所では職員の約7割が女性ですが、働くお母さんにとってはありがたいですよね。
また女性だけでなく男性でも育児休業を取得している実績もあり、令和2年にはくるみん認定(※1)を取得、子育て世代を始めとした全ての職員が働きやすい職場環境を目指しています。
※1:くるみん認定とは…
次世代育成支援対策推進法に基づき、計画に定めた目標を達成し一定の基準を満たした企業が「子育てサポート企業」として厚生労働大臣の認定を受けた証

また、社会福祉士や公認心理師など国家資格取得のための支援環境があったり、取得できたら奨励金が出たりもします。
臨時職員の方でも、形態を変えて専門職員としてずっと仕事ができる環境を整えてもらえるなど、法人からの後押しもあります。
本館。地域共生棟は鉄筋コンクリート造で防災拠点としての機能も。
ー働きやすさ、だけではなく防災拠点としての機能も。

本館の地域共生棟は地域防災拠点として鉄筋コンクリート造の2階建になっています。
2階には備蓄品が蓄えられており、災害時には地域の人たちも避難できる福祉避難所としても活用できるようになっています。

また屋外には「かまどベンチ」という、普段はベンチとして使用できますが、有事の際にはかまどとしても機能するベンチが設置されていたり、手押しポンプで井戸水を汲みあげることもできます。

共同生活援助事業所「ふらっとホーム」荒井さん

ー続いて荒井さんのお仕事内容についておうかがいします。

私は共同生活援助事業所「ふらっとホーム」のサービス管理責任者をしています。
現在は、事業所運営に必要な備品や消耗品を購入したり、入居者さんにお出しする食事作りの予行演習など、入居者さんの受け入れに向けての準備を行なっています。
これから実際に入居者さんが入ってこられてからが業務の本番かと思うので、まだまだこれからですね。
ーまだ準備段階であるとは思いますが、働く環境として現在の職場はいかがですか?

前職では別の法人の老人ホームで働いていましたが、約3年前に徳島県社会福祉事業団へ転職しました。
入社してまだ3年ほどなので、日々わからないことばかりです(笑)
ただ、働く環境としてはやはり県の事業団なのでしっかりしていると感じます。
先ほども話にあったようにコロナワクチン接種のため感染予防休暇など休暇の取りやすさであったり、新しい制度に対しても先駆的に取り入れてもらえます。
グループホーム棟「ふらっとホーム」
ーお仕事をしていて、やりがいを感じるのはどんな時ですか?

福祉の仕事全般に言えることだと思いますが、私たちは利用者さんと直に接する仕事です。
その中で、利用者さんが喜んでいただいているのを目の前で感じることができたり、また感謝の言葉や良かったと言っていただけた瞬間は何よりやりがいを感じますね。

ワーク&デイ「ラクリエ」山本さん

ー続いて山本さんのお仕事についてうかがいます。

私はワーク&デイ「ラクリエ」にて生活支援をしています。
具体的な仕事内容としては、朝送迎バスに添乗し利用者さんをお迎えします。
その後ラジオ体操を一緒に行い、日中は廊下や遊歩道での歩行運動や運動器具での運動支援、また塗り絵やパズルを一緒に行なったりします。
昼食時には、食事しやすいように小さくカットするなどお食事の支援や、歯磨きの支援なども行います。
夕方、送迎バスに添乗し送迎するまでが私の仕事になります。
2021年4月に入社したばかりですが、周りの職員の方々に助けていただき結構ノビノビと働けていると思います。
エプソンのプロジェクター「EB-725Wi」投写画面上で書き込みが可能。
ー新しい施設「ふらっとKOKUFU」はいかがですか?

運動器具が無い施設だと歩行程度の運動しかできないことがありますが、「ふらっとKOKUFU」ではトランポリンやエアロバイクなど運動器具がすごく充実しています。
また、専門的な知識を持つ理学療法士も配備され、通所しているうちから運動不足による基礎的な運動能力の低下を防ぐために体幹を鍛え、健康を維持管理できるよう積極的に運動を取り入れています。
それも利用者さんが苦しさを感じるような義務的な運動ではなく、楽しんで自主的に運動されています。
保護者の方からの支援要望の中にも運動を頑張って欲しいというお声もたくさんいただきますので、そのニーズにお応えできているのではないかな、と思います。
ーお仕事の中でやりがいを感じるのはどのような時ですか?

運動器具の話から繋がってきますが、以前は運動が得意ではない、また好きではないという利用者さんも多かったのですが、そんな方が積極的に運動したいと言っていただけるようになると嬉しいですね。
例えばトランポリンを使った運動。最初は自分一人ではジャンプまでできなくて、職員と一緒に手を繋いでしないとできない方もいらっしゃいます。
最初は手を繋いで足踏みしかできなかったのに、気づくと一人でジャンプまでできるようになったり、そういった成長を身近で感じるとすごくやりがいを感じますし、嬉しいですね。
中性洗剤で洗うことができて衛生的な「洗える畳」(マスセット製)。 利用者さんたちのくつろぎの場になっている。
ー最後に、今後の「ふらっとKOKUFU」について聞かせてください。

桒名さん
ふらっとKOKUFUの共生棟にある「ふらっとCafé」は、地域の様々な方が集える場所の創出を目指して設置された地域コミュニティの拠点となっています。
発災時は福祉避難所として活用しますが、平時は地域の方に開放しています。町内の集まりや地域のイベント、ママ友の集まりにも活用できるので、ぜひたくさんの方に来ていただきたいです。
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